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バンガード社の独特な所有構造 PDF 印刷 Eメール
2011年6月14日(火曜日) 08:14


バンガード社と個人投資家の関係は、普通の証券会社と個人投資家の関係と少し
だけ異なります。


一般的に個人投資家が払うコストは2つあります。一つは販売手数料で、これは
販売している証券会社の利益になります。もう1つは信託報酬で、これは投資信
託を運用している運用会社の利益になります。そしてそれぞれ証券会社や運用会
社に投資をしている外部の投資家がいるので、最終的にはその人たちの利益にな
るのです。


しかしバンガードの場合は違います。まず販売手数料に関しては、バンガードの
ファンドは無料なので考える必要がありません。そして信託報酬に関しては運用
会社であるバンガードに払うことになります。しかしバンガードは自分たちが販
売している投資信託の中に、自社株をすべて組み込んでいるのです。外部の投資
家がバンガードの株式を持っているということはありません。


よってバンガードの利益が上がれば自社株の値段が上がり、そして自社株の値が
上がればバンガードが運用している投資信託の値段も上がり、最終的にはバンガ
ードに投資をしている投資家が利益を得られるようになっているのです。ここが
他の証券会社、運用会社と異なるところです。


このような工夫により、バンガードは販売手数料無料、最低限の信託報酬で投資
信託を提供することができています。また証券会社を通さない直販運用だからこ
そできる運用方法でもあるでしょう。


バンガードのファンド「
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を運用してい
るセゾン投信ではどのような構造になっているのかがわかりませんが、バンガー
ド社のような構造を持った証券会社(運用会社)が日本でも出てくるともっと良
くなるでしょう。

 

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